2011/03/29

日本英語教育学会の第41回研究集会

本日は、日本英語教育学会の第41回研究集会(JELES: The English Language Education Society of Japan)を聴きに行きました。
日本における英語教育に携わる方の学会です。
一学習者として聴きにいったのですが、目からウロコの話がたくさんありました。

参考になったことを箇条書きにて。
----
・小中高と大学は連携したいが、連携を妨げる壁がある。(大学の利益相反の問題にぶつかってしまう。)
・日本での英語教育は実績の情報が大量に集まりつつあり、薬で例えると、民間療法から漢方に近づきつつある。
----
・青山学院大学の授業では、教室の時間だけでは英語学習の成果が出ないので、ICTを積極的に利用して、モバイル、家からも学習できるようにしている。ラーニングマネージメントシステム(Moodle, CCS)、コンピュータテスト(CASEC, Versant Speaking)、モバイルラーニング、遠隔ラーニング、デジタル・ストーリーテリングなどを十分に活用。
・英語教育を通して、「世界観の違い」「西洋文化と東洋文化」「異文化間コミュニケーション」の理解を目標としている。
----
・CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)の日本版、CEFR:JSを作成中。
----
・ガーデンパス文(Garden path sentence)・・・読解途中で再解析を必要とするような文「彼が犬を連れている男を追いかける。」
----
the speech accent archive ・・・ 各国の英語訛りを集めたサイト
----
研究集会は明日も有ります。
英語学習者にとっても勉強になる発表なので、もし関心がある方は参加してみてはいかがでしょうか。

No comments:

Post a Comment